tech1分で読める

Google Search Consoleの解説 - ドメインプロパティとURLプレフィックスの使い分け

Google Search Consoleの基本的な使い方と、ドメインプロパティとURLプレフィックスプロパティの使い分けについて解説します。

#google-search-console#seo#ドメインプロパティ#urlプレフィックス#検索エンジン

Google Search Console の解説

Google Search Console は、Web サイトの検索パフォーマンスを監視・改善するための無料ツールです。この記事では、基本的な使い方とプロパティの選択について解説します。

Google Search Console とは

Google Search Console は以下の機能を提供します:

  • 検索パフォーマンスの監視: 検索結果での表示回数、クリック数、CTR
  • インデックス状況の確認: サイトが Google に正しく認識されているか
  • エラーの検出: クロールエラーやモバイルユーザビリティの問題
  • サイトマップの送信: 新しいページのインデックス促進

プロパティの種類と使い分け

Google Search Console でサイトを登録する際、2 つのプロパティタイプから選択できます。

ドメインプロパティ

特徴:

  • ドメイン全体(example.com)を一括管理
  • サブドメイン(blog.example.comshop.example.com)も含む
  • HTTP/HTTPS 両方に対応

適しているケース:

  • 複数のサブドメインを持つサイト
  • 企業サイトや大規模サイト

URL プレフィックスプロパティ

特徴:

  • 特定の URL パターン(https://example.com/)のみ管理
  • シンプルで設定が簡単
  • 細かい制御が可能

適しているケース:

  • 個人ブログ
  • 単一のサイト

推奨設定

個人ブログの場合

URL プレフィックスプロパティを推奨

理由:

  • https://blog.rkstep.com/ のみを対象とするため
  • HTTP から HTTPS にリダイレクトできている
  • サブドメインやプロトコル管理が不要
  • シンプルで管理しやすい
  • 必要十分なデータが取得できる
  • 設定が簡単

企業サイトの場合

ドメインプロパティを推奨

理由:

  • 包括的なデータ分析が可能
  • サブドメインの管理が容易

設定手順

URL プレフィックスプロパティの設定

  1. Google Search Console にアクセス
    https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
  2. 「プロパティを追加」をクリック
  3. 「URL プレフィックス」を選択
  4. URL を入力(例:https://blog.rkstep.com/
  5. 所有権の確認方法を選択
    • HTML タグ
    • HTML ファイル(今回採用)
    • Google Analytics
    • Google Tag Manager
  6. HTML ファイルを public/ に配置
    • 例:public/google****************.html
    • Next.jsの場合はpublicディレクトリに配置
  7. サイトをデプロイして所有権を確認

ドメインプロパティの設定

  1. Google Search Console にアクセス
  2. 「プロパティを追加」をクリック
  3. 「ドメイン」を選択
  4. ドメイン名を入力(例:rkstep.com
  5. DNS レコードで所有権を確認

RK

1997年生まれ

ITエンジニア

インフラ・SRE